ライター紹介

ラリー遠田

ラリー遠田

1979年生まれ。東京大学文学部卒業。作家・ライター、お笑い評論家として執筆、講演、イベントプロデュースなど多方面で活動。主な著書に『逆襲する山里亮太』(双葉社)、『なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?』(コア新書)がある。『ヤングアニマル』(白泉社)に連載中の漫画『イロモンガール』の原作を手がける。

ラリー遠田の投稿記事
細川たかし「プロダクションの社長が俺を疑ってるんだから」/『アウト×デラックス』より
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細川たかし「プロダクションの社長が俺を疑ってるんだから」/『アウト×デラックス』より

「人は見た目が9割」と言われるが、「薄毛タレントは頭部が9割」というのもあながち間違いではない。ハゲを力強く肯定して二枚目を気取る「トレンディエンジェル」の斎藤司が登場して以来、人々のハゲに対する意識も徐々に変わりつつある。だが、やはり他人がどう思うにせよ、最終的には本人がどう思うかが問題となってくる。その中で「かぶる」という禁断の果実に手を伸ばす人も出てくることになる。 「かぶっている人」には大きく分けて二種類いる。かぶっていることがバレバレな人と、かぶっているっぽいけど本当はどうなのか分からない人だ。前者は人目に触れる機会が少なく浮世離れした学者や政治家に多く、後者はテレビタレントに多い。ここで扱いが難しいのが後者の場合である。後者はあくまでも「かぶっているかもしれない人」に過ぎない。決定的な証拠が出ない限り、本人はどこまでもシラを切るし、視聴者はどこまでも疑わしく思うし、ビートたけしを筆頭に芸人たちはいつまでも彼らをネタに…

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細川たかし「プロダクションの社長が俺を疑ってるんだから」/『アウト×デラックス』より

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ベッキー「皆さんに応援される恋愛がしたいです」/『モシモノふたり』より
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ベッキー「皆さんに応援される恋愛がしたいです」/『モシモノふたり』より

ベッキーのことを語るのは気が重い。ベッキーはいつも我々視聴者に「私のこと、好き? 嫌い?」という窮屈な二者択一を投げかけてくる。しかも、「もちろん好きだよね?」という脅迫めいたニュアンスのこもった聞き方で。ベッキーは、多くの人に好かれていたわけではなく、そこで問いに答えず口をつぐんだ者の白票をまとめて「好き」に割り振る強引さによってこれまでの地位を築いてきた。明るくて、元気で、かわいくて、真面目で、努力していて、そこそこシャレも通じるハーフの女の子のことを、誰もが好きにならないはずはないからだ。 ベッキーのこのような手口を踏まえて、有吉弘行は「元気の押し売り」という見事なあだ名を与えて、警告を発していた。だが、その押し売り行為の問題点が省みられることはないまま、運命の時が訪れた。元気な女の子は、先陣を切って元気に敵陣に飛び込み、文春砲の餌食となった。 ベッキーのことを語るのに抵抗を感じるのは、今の彼女について是か非かの態度を決め…

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ベッキー「皆さんに応援される恋愛がしたいです」/『モシモノふたり』より

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ニッチェ・江上敬子「次来るのちょっと怖い」/『ドッキリアワード2017』炎上事件より
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ニッチェ・江上敬子「次来るのちょっと怖い」/『ドッキリアワード2017』炎上事件より

火事ってそんなに大変なことだろうか。「対岸の火事」という言葉があるように、向こう岸で起こっている火事は、こちら側に住んでいる人にとっては全く関係のないことだ。ましてや、自分の視界にも入らないような遠い世界で起こっている火事なんて、本来ならば知る必要がないし、そのことで一喜一憂する意味もない。 ところが、ネットにおける「炎上」だけは事情が違う。炎上事件は年々増えていて、ボヤ騒ぎ程度のものを含めれば毎年何百件、何千件というすさまじいペースで巻き起こされている。特に大きく広がりやすいのは、芸能人をターゲットにした事件だ。テレビ番組の中で不適切と思われる演出や発言があった場合、そのターゲットが執拗に批判され、そのこと自体がネットニュースなどの形で拡散され、さらに多くの人の目に触れるところとなる。そして、最終的には制作者やタレントがその騒動についてコメントを出す立場に追い込まれることもある。 2017年の年明け早々にもちょっとした騒動があ…

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ニッチェ・江上敬子「次来るのちょっと怖い」/『ドッキリアワード2017』炎上事件より

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ビートきよし「四暗刻一発ツモってのがある」/ビートたけし出演『チマタの噺SP~たけし噺2016~』より
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ビートきよし「四暗刻一発ツモってのがある」/ビートたけし出演『チマタの噺SP~たけし噺2016~』より

お笑いコンビとはつくづく不思議なものだと思う。コンビという関係の中で、お互いがお互いのことをどう思っているのか。本当の本当のところは本人たちにしか分からない。12月半ばに起こった「NON STYLE」井上裕介の当て逃げ事件に関して、相方の石田明が書いた12月20日付のブログ記事が話題になっていた。記事の中で、石田は事故の被害者や関係者に対して謝罪の言葉を述べながらも「おれの人生から井上引っこ抜いたらおれの人生なんかペラッペラなんですよ」と、相方が自分にとって必要不可欠な存在であることを明言。この記事を読んだ多くの人から「コンビ愛を感じる」「感動的だ」と賞賛の声があがっていた。 ただ、記事全体を冷静に読んでみると、その内容は単なる美談という感じでもない。井上のことは中学の頃からずっと嫌いだったと明言していて、「自己中」「ガサツ」「ポジティブなんて思ったこと1回もない」「機嫌悪いと漫才で手抜くし」と嫌いだと思うところをこれでもかと言…

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ビートきよし「四暗刻一発ツモってのがある」/ビートたけし出演『チマタの噺SP~たけし噺2016~』より

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はに丸「そもそも伝える意義って何?」/『週刊文春』編集部に突撃取材したNHK『あさイチ』より
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はに丸「そもそも伝える意義って何?」/『週刊文春』編集部に突撃取材したNHK『あさイチ』より

2016年を振り返ると、多くの人の頭に浮かんでくるのは、色とりどりで大小さまざまなスキャンダラスな事件の数々だろう。人それぞれ好みはあるけれど、どれもみんな衝撃的だったね、と言いたくなるくらい“世界に一つだけ”のスキャンダルが目白押しの1年だった。熊本地震もリオ五輪もアメリカ大統領選挙も、間違いなく世界レベルの大きな出来事だったはずなのに、私たちの脳裏に浮かんでくるのは「加藤紗里って意外としぶとく生き残ってるよなあ」というようなゴシップ絡みのどうでもいいことばかりだ。どこへ出しても恥ずかしくない一級品のスクープの合間に、加藤紗里やショーンKの箸休め的な事件が並び、『週刊文春』(文藝春秋社刊)の誌面そのものが世の中全体を覆い尽くしてしまったような感がある。 この怒濤のセンテンススプリング攻勢にテレビも完全に呑み込まれていた。バラエティ番組や情報番組では、週刊誌記者が集められて、取材に関する疑問に答えたり、スクープの裏側を話したりす…

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はに丸「そもそも伝える意義って何?」/『週刊文春』編集部に突撃取材したNHK『あさイチ』より

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藤本敏史「顔がつまんない」/『人気芸人50人大集合!スキャンダルも大激白 無礼講の宴!大忘年会』より
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藤本敏史「顔がつまんない」/『人気芸人50人大集合!スキャンダルも大激白 無礼講の宴!大忘年会』より

年の瀬のこの時期になると、テレビの世界でもお祭り感のある番組が徐々に増えてくる。芸人を大勢集めてとりあえず何かやってみよう、というノリの番組はたくさんあって、12月14日(水)放送の『人気芸人50人大集合! スキャンダルも大激白 無礼講の宴! 大忘年会』(日本テレビ系)もその中のひとつだ。「トレンディエンジェル」、「メイプル超合金」、永野、横澤夏子をはじめ、今年を代表するようなメンバーを含む人気芸人50人が集結していた。 そこに突然ぶつかってきたのが、「NON STYLE」の井上裕介の“当て逃げ騒動”だ。12月12日(月)に第一報が報じられ、出演が予定されていた番組への出演休止や活動自粛が次々に発表されていった。年末年始の特番であわただしいこの時期に、テレビ制作者たちはとんでもないクリスマスプレゼントを受け取る羽目になった。 この番組でも当初は井上の出演が告知されていたが、冒頭に出てくる出演芸人のテロップの中に彼の名前はなかった…

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藤本敏史「顔がつまんない」/『人気芸人50人大集合!スキャンダルも大激白 無礼講の宴!大忘年会』より

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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第4回:「万物をチャラくする」 “大人しいTV業界”の中で輝く野心
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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第4回:「万物をチャラくする」 “大人しいTV業界”の中で輝く野心

熱い思いを胸に秘め、パワフルに突き進むおバカな大人たちを紹介していく『人生のパイセンTV』(フジテレビ系)。その演出を務める「マイアミ・ケータ」こと萩原啓太へのインタビュー企画。第4回では後輩のテレビマンに伝えたいことを語ってもらった。 ■『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第1回:“日本一チャラい番組”の作り方 「企画書がなかなか通らなかった」 ■『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第2回:“チャラい”は最強のコミュ力 「まずはこっちから開く」 ■『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第3回:計算されたオードリーからの「ツッコミ待ち」と「スタジオ温度」

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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第4回:「万物をチャラくする」 “大人しいTV業界”の中で輝く野心

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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第3回:計算されたオードリーからの「ツッコミ待ち」と「スタジオ温度」
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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第3回:計算されたオードリーからの「ツッコミ待ち」と「スタジオ温度」

ひたすら己の道を行き、熱い魂でひとつのことに打ち込むおバカな大人たちを紹介していく『人生のパイセンTV』(フジテレビ系)。その演出を務める「マイアミ・ケータ」こと萩原啓太へのインタビュー企画。第3回ではスタジオ収録現場の空気作りの秘密について話を聞いた。 ■『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第1回:“日本一チャラい番組”の作り方 「企画書がなかなか通らなかった」■『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第2回:“チャラい”は最強のコミュ力 「まずはこっちから開く」

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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第3回:計算されたオードリーからの「ツッコミ待ち」と「スタジオ温度」

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長渕剛「ウ・タ・ヨ ノ・コ・レ!」/『2016FNS歌謡祭』より
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長渕剛「ウ・タ・ヨ ノ・コ・レ!」/『2016FNS歌謡祭』より

音楽特番というのはどうしてあんなに人をワクワクさせるのだろう。音楽業界は相当厳しいことになっていて、CDが売れないとかヒット曲が出ないとかさんざん言われているのに、音楽特番には不思議と昔ながらのテレビ特有の“お祭り感”がまだ残っているような気がする。テレビ番組を見ていてこの種のお祭り感を感じられるのは、ほかには『NHK紅白歌合戦』と『24時間テレビ』ぐらいのものだ。 「テレビばかり見ているとバカになる」と言われてすくすく育って順当にバカになったテレビっ子世代の自分としては、テレビにはずっとこのお祭り感を期待してしまうところがある。要するに、なんだかんだ言って各局の音楽特番はとりあえず全部チェックするよね、ということ。 たとえ、その大半の時間が特定の事務所のアイドルばかりで占められているとしても、豪華なセットが組まれ、いろいろなアーティストが入れ替わり立ち替わり出てくる歌番組には「ハレ」の舞台ならではの魅力があり、テレビ番組が「シ…

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長渕剛「ウ・タ・ヨ ノ・コ・レ!」/『2016FNS歌謡祭』より

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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第2回:“チャラい”は最強のコミュ力 「まずはこっちから開く」
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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第2回:“チャラい”は最強のコミュ力 「まずはこっちから開く」

自分を貫いてハイテンションで人生を楽しむおバカな大人たちを紹介していく『人生のパイセンTV』(フジテレビ系)。その演出を務める「マイアミ・ケータ」こと萩原啓太へのインタビュー企画。第2回では個性的な人材を発掘するコツについて聞いた。 ■『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第1回:“日本一チャラい番組”の作り方 「企画書がなかなか通らなかった」

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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第2回:“チャラい”は最強のコミュ力 「まずはこっちから開く」

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バカリズム「嗅覚、というか……」/『ナカイの窓』より『R-1ぐらんぷり』の歴代優勝者のリストを見て
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バカリズム「嗅覚、というか……」/『ナカイの窓』より『R-1ぐらんぷり』の歴代優勝者のリストを見て

『M-1グランプリ2016』の優勝は、銀シャリに決まった。2001年から2010年までの『M-1』は、年末の風物詩と言えるような一大イベントだった。世間の注目度も高く、お笑い界やテレビ界に与える影響もきわめて大きく、この大会で人生が変わったという芸人が多数輩出された。 だが、残念ながら、2015年に復活した『M-1』には当時ほどの神通力は宿っていないように見える。放送時期も年の瀬ではなく12月初旬。「え、もうやるの?」というタイミングで唐突に行われ、サラッと終わってしまう。前大会からはトレンディエンジェル、メイプル超合金という2組の売れっ子が誕生したが、大会そのものの注目度は以前ほど高くはない。 また、『M-1』が休止していた2011年から2014年までは他局で『THE MANZAI』というほぼ同形式の漫才コンテスト番組があり、そちらは2015年以降もコンテスト形式ではない形の特番として存続している、といった一部のお笑いファン以…

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バカリズム「嗅覚、というか……」/『ナカイの窓』より『R-1ぐらんぷり』の歴代優勝者のリストを見て

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“コントの鬼”萩本欽一「台本書いたのは俺コントって言わない」/『結成50周年!コント55号 笑いの祭典』より
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“コントの鬼”萩本欽一「台本書いたのは俺コントって言わない」/『結成50周年!コント55号 笑いの祭典』より

萩本欽一というのは恐ろしい人である。仮装した子供を優しく励まし、「もっと点数入れてあげてよ~。がんばってたよ~」と審査員に語りかける好々爺は、世を忍ぶ仮の姿でしかない。言葉責めで相方を極限まで追い込むサディスティックなコントで世に出た人間が、一筋縄でいくはずはない。 笑いに関しては一切の妥協を許さず、スタッフや後輩を厳しく指導して、振り回し続けながらテレビの世界で頂点に立ち、「視聴率100%男」と呼ばれた恐るべき独裁者。「運」を何よりも重視する独自の「欽ちゃん理論」に基づいて行動する彼にまつわるエピソードは、いかにも“孤高の天才”らしい異常性を感じさせるものばかりだ。 ただ、近年の彼はそういう一面をテレビではあまり見せてこなかった。久々にそれを覗かせてくれたのが11月23日(水・祝)放送の『結成50周年!コント55号 笑いの祭典』(NHK BSプレミアム)である。「コント55号」の結成50年を祝して、過去の映像や当時の関係者の証…

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“コントの鬼”萩本欽一「台本書いたのは俺コントって言わない」/『結成50周年!コント55号 笑いの祭典』より

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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第1回:“日本一チャラい番組”の作り方 「企画書がなかなか通らなかった」
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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第1回:“日本一チャラい番組”の作り方 「企画書がなかなか通らなかった」

他人から白い目で見られてもお構いなしで、自分を貫いてハイテンションで人生を謳歌しまくるおバカな大人たちを紹介していく異色のバラエティ番組『人生のパイセンTV』(フジテレビ系)。一癖も二癖もある強烈な個性の持ち主が次々に登場することで話題となり、いま日本中に熱烈なファンを増やしつつある。そんな番組の演出を手がけているのは、番組内でもたびたび登場する「マイアミ・ケータ」こと萩原啓太。肌を真っ黒に焼きまくり、ムキムキの筋肉を誇る彼は、どうやってこんな番組を作り出しているのだろうか?

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『パイセンTV』マイアミ・ケータが語る――第1回:“日本一チャラい番組”の作り方 「企画書がなかなか通らなかった」

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宮崎駿「世界は美しいって映画を作るんだよね」/『NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」』より
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宮崎駿「世界は美しいって映画を作るんだよね」/『NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」』より

「俺はもうリタイアじじいですよ」「年金受給者ですよ」 引退して第一線から退き、隠居生活を続ける70代半ばの老人の一挙手一投足をカメラが追う。普通ならば考えられないことだが、それが成立するのは、この老人が日本で最も有名で偉大なアニメーション監督・宮崎駿だからだ。宮崎は長編アニメ映画『風立ちぬ』を最後にして引退を宣言。その後は自宅にこもり、三鷹の森ジブリ美術館の展示物を作る作業などを淡々と続けていた。 そんな彼がある日、若手CGディレクターとの出会いをきっかけに、新たな作品作りに乗り出すことを決めた。11月13日放送の『NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」』(NHK)では、700日間もの長期にわたる密着取材でその制作の過程を映し出していた。 2015年3月、取材班は宮崎の心境の変化に気付いた。一貫して手描きアニメにこだわってきた彼が、CGアニメーターとの出会いでCGに興味を持つようになっていた。自分はリタイアした人間だから、と語…

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宮崎駿「世界は美しいって映画を作るんだよね」/『NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」』より

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コウメ太夫「氷だと思ってかじってみたら水でした」/『クイズ☆スター名鑑』 “この新ネタ本当にしてる?してない?クイズ”より
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コウメ太夫「氷だと思ってかじってみたら水でした」/『クイズ☆スター名鑑』 “この新ネタ本当にしてる?してない?クイズ”より

少し昔の話になる。2012年、キネマ旬報社から出ていた『コメ旬』というお笑いムックの編集長を務めていた私は『クイズ☆タレント名鑑』(TBS系)という番組に夢中になっていた。「悪意のある番組」というのは、今でこそ乱用されすぎて陳腐化しつつあるフレーズだが、まさにこの番組にふさわしいものだった。芸能人や芸能ネタを題材としたクイズ番組という体裁をとりながら、悪意に満ちた演出が随所に盛り込まれている。芸能人が自己破産しているかしていないかを当てるクイズ、名前が思い出せるかどうかギリギリのラインにいる有名人を探して捕まえるクイズなど、アウトとセーフの境界線で綱渡りをするような挑戦的な企画が多かった。 この番組に感じる特別な面白さを少しでも多くの人に伝えるべく、勝手に使命感に燃えて『コメ旬』で巻頭特集を企画した。同番組の演出・プロデューサーを務める藤井健太郎氏にも快く了承を頂き、巻頭50ページにわたって番組の魅力をさまざまな切り口から紹介し…

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コウメ太夫「氷だと思ってかじってみたら水でした」/『クイズ☆スター名鑑』 “この新ネタ本当にしてる?してない?クイズ”より

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小木博明「面白くはないんだよね」/『金曜☆ロンドンハーツ』永野のVTRを受けて
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小木博明「面白くはないんだよね」/『金曜☆ロンドンハーツ』永野のVTRを受けて

「ウケる」と「スベる」は紙一重のところにあり、世間で思われているほど両者の間の溝は深くない。たとえ全く同じことをやっていても、どういう状況で誰に向けてやるのかによって結果は大きく変わってくる。また、「スベりすぎて(その状況が)面白い」「(周りが)ウケすぎていて(自分には)笑えない」みたいなこともあったりして、その境界線は常にあいまいである。 例えば、人気沸騰中のピコ太郎の姿をテレビで見て、あなたも思ったことはないだろうか、「あれ? 意外と面白くないな」と。インターネットを通じて爆発的に拡散し、全世界で大流行しているというあのネタも、いざテレビのパッケージの中で見てみると、期待したほどではないなあ、というガッカリ感の方が強かったりする。 「ありが玉置浩二」「驚き桃の木20世紀」といったピコ太郎のトークもどこか上滑り気味。というのも、もともとはちょっとスベっている感じを面白がるために作られたキャラクターだったはずなのに、それが人気に…

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小木博明「面白くはないんだよね」/『金曜☆ロンドンハーツ』永野のVTRを受けて

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