ライター紹介

ラリー遠田

ラリー遠田

1979年生まれ。東京大学文学部卒業。作家・ライター、お笑い評論家として執筆、講演、イベントプロデュースなど多方面で活動。主な著書に『逆襲する山里亮太』(双葉社)、『なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?』(コア新書)がある。『ヤングアニマル』(白泉社)に連載中の漫画『イロモンガール』の原作を手がける。

ラリー遠田の投稿記事
ブルゾンちえみ「売れてすぐ」/一発屋にならない“芸人ブランド戦略”…『今夜くらべてみました』 ブルゾンちえみ「売れてすぐ」/一発屋にならない“芸人ブランド戦略”…『今夜くらべてみました』
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ブルゾンちえみ「売れてすぐ」/一発屋にならない“芸人ブランド戦略”…『今夜くらべてみました』

人は「一発屋」の話が大好きだ。新しい芸人がテレビに出てくると、すぐに「コイツもどうせ一発屋になるよ」みたいなことをしたり顔で言いたがるオジさんがいる。そういう人の中には「こんな芸のないヤツが売れるのはけしからん。コイツはどうせ一発屋になるだろう、いや、なるべきだ」などと本気で考えている人もいて、最近ではアキラ100%あたりがこのタイプのオジさんにやり玉にあげられることが多いようだ。彼らは流行りの芸人に上から目線で苦言を呈することで溜飲を下げる。芸人をまるで安倍政権か何かのように、気軽に批判してスッキリするための対象として考えているようなところがある。 そんなわけで、2017年のお笑い界で最も華々しい快進撃を続けているブルゾンちえみに対しても、「これから大丈夫なのか」「一発屋になってしまうのではないのか」などという声がちらほら聞こえてくるようになってきた。ただ、彼女の現状はすでにそういう感じではないんじゃないかな、というのは声を大…

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ブルゾンちえみ「売れてすぐ」/一発屋にならない“芸人ブランド戦略”…『今夜くらべてみました』

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東野幸治「カクテルタナカの受け口、ズルくないですか」/地上波で一番底意地が悪い番組…『あらびき団夏祭り』 東野幸治「カクテルタナカの受け口、ズルくないですか」/地上波で一番底意地が悪い番組…『あらびき団夏祭り』
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東野幸治「カクテルタナカの受け口、ズルくないですか」/地上波で一番底意地が悪い番組…『あらびき団夏祭り』

「この番組のスタッフ、アタマおかしいやろ!」 あなたもテレビを見ていて、芸人がこんなことを言うのを一度や二度は聞いたことがあるのではないだろうか。出演者が番組スタッフのことを話題に出す、いわゆる「スタッフイジり」は、いまやバラエティ番組では当たり前のように見られる現象だ。 黎明期のテレビは、歌舞伎や演劇の延長線上にある「ショー」の一種だと認識されていたので、出演者がスタッフに言及することはなかった。それは、舞台を成り立たせるルールを壊す無粋な行為だと考えられていた。 しかし、テレビバラエティ文化が成熟してくるにつれて、出演者はしばしばスタッフのことを話題に出すようになってきた。テレビ番組において、出演者はスタッフの演出意図に従って行動している。そこには絶対的な上下関係がある。だからこそ、出演者はあえてスタッフをイジる。それによって、スタッフは出演者と視聴者にとって共通の敵であると認識され、視聴者との心理的な距離が縮まる。 ――い…

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東野幸治「カクテルタナカの受け口、ズルくないですか」/地上波で一番底意地が悪い番組…『あらびき団夏祭り』

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中川家・礼二「NON STYLEとキングコング見たら疲れるでしょ」/生まれながらの生粋の“おじさん”…『チェンジ3』 中川家・礼二「NON STYLEとキングコング見たら疲れるでしょ」/生まれながらの生粋の“おじさん”…『チェンジ3』
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中川家・礼二「NON STYLEとキングコング見たら疲れるでしょ」/生まれながらの生粋の“おじさん”…『チェンジ3』

テレビに出る芸人たちがどんどん高齢化している、というのはよく言われる話だ。一昔前までは「若手芸人」というと10~20代を指していたが、今では40代でもそう呼ばれることがある。 そんな状況の中で、一周回って画期的な企画となっていたのが、7月6日に放送された『アメトーーク!』の「オジさんたち」である。博多華丸(博多華丸・大吉)、飯尾和樹(ずん)、カンニング竹山など、40代の芸人たちが集まって切実な「おじさんあるある」を披露し合うという内容。おじさんになれば体の節々が痛くなるし、視力も落ちてくるし、考え方も保守的になる。芸人たちが自らの老いと向き合い、それを何とか笑い飛ばそうとする姿が印象的だった。 その出演者の中に「中川家」の礼二を見つけて、ふと思ったことがある。この人は昔からおじさんだったのではないか。番組内でそれぞれの若い頃の映像が流される場面があった。そこで昔の礼二の姿には若さが感じられなかったのだ。そういえばリアルタイムで見…

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中川家・礼二「NON STYLEとキングコング見たら疲れるでしょ」/生まれながらの生粋の“おじさん”…『チェンジ3』

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南原清隆「また結婚したの!?」/ノリノリ紀香と結婚・離婚…陣内智則の“鈍感力” 『ヒルナンデス!』 南原清隆「また結婚したの!?」/ノリノリ紀香と結婚・離婚…陣内智則の“鈍感力” 『ヒルナンデス!』
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南原清隆「また結婚したの!?」/ノリノリ紀香と結婚・離婚…陣内智則の“鈍感力” 『ヒルナンデス!』

少し前に『AKB48選抜総選挙』の舞台上で結婚発表をした須藤凜々花が世間を騒がせたことがあった。OBの大島優子がこの発言に憤り、帽子に記された「FUCK」の文字を示すと、須藤は報道陣の前に「DAMN」と書かれたTシャツ姿で現れた。『フリースタイルダンジョン』でもなかなか見られない、アイドル同士のヒップホップなディスり合いはさまざまな憶測を呼んだ。 その後もノリに乗っている女性たちの暴走は止まらない。「このハゲ!」という秘書への暴言・暴行疑惑で一気にスターダムを駆け上がっていった「まゆゆ」こと豊田真由子議員、応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」というスケールの大きい失言芸を見せてくれた「ともちん」こと稲田朋美防衛相など、レペゼンニッポンの女性政治家たちもアイドルに負けないくらいドープでイルなリリックを紡いでいる。 芸能界でそんな「ノリノリ系女性タレント」の元祖とも言えるのが藤原紀香である。何しろ、現在も…

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南原清隆「また結婚したの!?」/ノリノリ紀香と結婚・離婚…陣内智則の“鈍感力” 『ヒルナンデス!』

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藤井聡太四段「具体的に憧れの先生がいるというわけではないです」/将棋界を救う「神の一手」としての存在…『クローズアップ現代+』 藤井聡太四段「具体的に憧れの先生がいるというわけではないです」/将棋界を救う「神の一手」としての存在…『クローズアップ現代+』
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藤井聡太四段「具体的に憧れの先生がいるというわけではないです」/将棋界を救う「神の一手」としての存在…『クローズアップ現代+』

将棋に詳しくない人にはあまりピンとこない話かもしれないが、将棋界は独特の秩序で成り立っている。将棋にかかわるすべてを取り仕切っているのは、公益社団法人である「日本将棋連盟」。その役員の大半は原則としてプロ棋士である。普段は将棋を指している棋士自身が、政策の立案や決定、棋戦や各種イベントの運営を行っているのだ。 いわば、スポーツ選手自身がプロスポーツ団体の経営や事務を務めているようなものだ。普通ならば、そんなことが成り立たないのは容易に想像がつくだろう。将棋界がこれまでその仕組みで回ってきたのは、それでもやっていけるくらい牧歌的で平和な世界だったからだ。 ところが、そんな将棋界に激震が走ったのが、昨年起こったプロ棋士による将棋ソフト不正使用疑惑だった。このトラブルへの対応が後手に回り、事態の収拾に時間がかかったことなどから、将棋界が潜在的に抱えていた欠陥が明るみに出てしまった。 さらに、昨今の将棋界では、棋士たちは「コンピュータ将…

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藤井聡太四段「具体的に憧れの先生がいるというわけではないです」/将棋界を救う「神の一手」としての存在…『クローズアップ現代+』

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品川祐「みんなのそれぞれの欠点を集めたのが俺だから」/“嫌われ芸人”が彷徨う地獄…『金曜★ロンドンハーツ』 品川祐「みんなのそれぞれの欠点を集めたのが俺だから」/“嫌われ芸人”が彷徨う地獄…『金曜★ロンドンハーツ』
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品川祐「みんなのそれぞれの欠点を集めたのが俺だから」/“嫌われ芸人”が彷徨う地獄…『金曜★ロンドンハーツ』

近年、日本の芸能界では、薬物汚染が深刻な問題になっている。年に何度かは芸能人や元芸能人や業界関係者が違法薬物の所持などで逮捕され、世間を騒がせている。 薬物には合法のものと非合法のものがある。非合法のものの中には、人生を棒に振ってしまう事態になりかねないほど依存性が強いものも多い。そんな中で、合法ではあるが覚せい剤並みの依存性を持っている危険なドラッグがお笑い界に密かに蔓延している。それは「嫌われキャラ」というドラッグである。 本来、テレビに出るタレントの大半は、有名になりたい、金持ちになりたい、人から好かれたい、といった純粋な欲望を原動力にして芸能活動を続けている。誰もができるだけ多くの人に好かれたいし、愛されたい。そして、芸能の世界でひと山当てることができれば、その望みは叶えられる。 ところが、タレントの中にはごく稀に「嫌われ者」が生まれてしまう。不思議なことに、テレビに出れば出るほど、しゃべればしゃべるほど、彼らはより多く…

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品川祐「みんなのそれぞれの欠点を集めたのが俺だから」/“嫌われ芸人”が彷徨う地獄…『金曜★ロンドンハーツ』

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プラス・マイナス岩橋良昌「緊張して損したわ!」/若手芸人を惑わせる「爆笑問題」の信念と暴走…『バクモン学園』より プラス・マイナス岩橋良昌「緊張して損したわ!」/若手芸人を惑わせる「爆笑問題」の信念と暴走…『バクモン学園』より
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プラス・マイナス岩橋良昌「緊張して損したわ!」/若手芸人を惑わせる「爆笑問題」の信念と暴走…『バクモン学園』より

「オリエンタルラジオ」の中田敦彦が茂木健一郎の「日本のお笑いはオワコン」という説を支持したという武勇伝は、その後もいろいろなところに飛び火して、いまだにブスブスと火種がくすぶる事態になっている。そもそもの発端は、中田が自身のブログ記事で、茂木の主張に理解を示したことにあった。 「日本のバラエティ番組ではMCの権限が強すぎるために、タレント同士の力関係があまりにも強く画面に出てしまっている」ということを中田は書いていた。 たしかに、日本のバラエティ番組では、MCが絶対的な権限を握っていて、その人の価値観や考え方に基づいて番組全体の雰囲気が生み出されていることが多い。特に、MCが芸人である場合には、何を面白いと見なすのか、誰がイジり役で誰がイジられ役なのか、といった「笑いの価値基準」そのものがMCに全権委任されることになる。 ただ、ひとくちに「芸人MC」と言っても、その人がどのくらい強権を発動するかということに関しては個人差がある。…

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プラス・マイナス岩橋良昌「緊張して損したわ!」/若手芸人を惑わせる「爆笑問題」の信念と暴走…『バクモン学園』より

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ノンスタ石田明「ウソの塊なんですよ、彼は」/“逃げ恥”芸人・井上裕介の「無自覚な悟り」…『ナカイの窓』より ノンスタ石田明「ウソの塊なんですよ、彼は」/“逃げ恥”芸人・井上裕介の「無自覚な悟り」…『ナカイの窓』より
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ノンスタ石田明「ウソの塊なんですよ、彼は」/“逃げ恥”芸人・井上裕介の「無自覚な悟り」…『ナカイの窓』より

何らかの事件を起こしたりスキャンダルに巻き込まれたりしたタレントが、しばらくの謹慎期間を経て、何事もなかったかのように戻ってくる。よくあることだ。しかし、通常、すべてが元通りになることはない。ひび割れたグラスを接着剤で補強しても、ひびの跡を完全に消すことはできない。ビフォーとアフターがぴたりと一致することはなく、復活後はマイナーチェンジを施したキャラクターを新たに身にまとうことがほとんどだ。 ところが、ここにひとつの例外がある。「NON STYLE」の井上裕介である。言わずと知れた、“あて逃げ事件”で恥をかいた「逃げ恥」芸人。彼は、数カ月の謹慎期間と涙の謝罪会見を経て、しれっと、本当にしれっと芸能活動を再開した。そして、実に奇妙なことに、彼はそのキャラクターの軸を一切ぶれさせずに、今まで通りの活動を続けている。 5月31日(水)放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)では、そんな井上にスポットを当てた「NON STYLE井上好き嫌い…

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ノンスタ石田明「ウソの塊なんですよ、彼は」/“逃げ恥”芸人・井上裕介の「無自覚な悟り」…『ナカイの窓』より

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重盛さと美「紳助さんに嫌われたん、お前か」/テレビ界の「外側」へ旅立った“島田紳助”という謎…『めちゃ×2イケてるッ!』 重盛さと美「紳助さんに嫌われたん、お前か」/テレビ界の「外側」へ旅立った“島田紳助”という謎…『めちゃ×2イケてるッ!』
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重盛さと美「紳助さんに嫌われたん、お前か」/テレビ界の「外側」へ旅立った“島田紳助”という謎…『めちゃ×2イケてるッ!』

重盛さと美が「島田紳助に嫌われて干されていた」と告白した、というネットニュースを見かけた。どういうことだろうと思い、オンエアされた番組内容を確認してみた。すると、想像していたのとは別の事実が浮かび上がってきた。 まずは概略を述べよう。5月27日(土)放送の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)では、レギュラーメンバーが一流企業の新入社員の前で心に刺さるスピーチをする、という企画が行われていた。そこで、レギュラーのひとりである重盛は、ソフトバンクの新入社員を前にして話をすることになった。十分な準備時間も与えられないままで、重盛が話し始めたのは自分の芸能界での苦労話だった。 重盛は、2007年に上京して芸能界デビューを果たした。しかし、最初は慣れない仕事に戸惑い、失敗続きだった。ある大物司会者には「お前、なんで芸能界入ったんや」「お前なんか絶対売れへんから芸能界やめろ」と罵倒されたあげく、その人の番組には出られなくなってしまった。…

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重盛さと美「紳助さんに嫌われたん、お前か」/テレビ界の「外側」へ旅立った“島田紳助”という謎…『めちゃ×2イケてるッ!』

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梅沢富美男「テレビにガチなんかないじゃん」/テレビ局にとってありがたい「老害枠」…『アウト×デラックス』 梅沢富美男「テレビにガチなんかないじゃん」/テレビ局にとってありがたい「老害枠」…『アウト×デラックス』
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梅沢富美男「テレビにガチなんかないじゃん」/テレビ局にとってありがたい「老害枠」…『アウト×デラックス』

少し前、マツコ・デラックスの番組『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)に木村拓哉がゲストとして出演していたことがあった。そこで木村は「テレビ局の人間が自分たちじゃ言えないことを全部マツコに背負わせている」と発言。マツコは驚きながらもそれに同意していた。 木村がここで喝破したような「マツコ」と「テレビ局」の関係性は、ご意見番のような役回りを務めるほかの多くのタレントにも当てはまる。とにかく問題を引き起こすようなリスクを回避するということにとらわれがちな昨今のテレビ業界では、リスクはすべて出演するタレントや他の媒体に背負わせるのが合理的だということになっている。 「マツコさんがこう言っています」「『週刊文春』はこう報じています」などと自分たち以外を主体にする伝聞話法を駆使することで、番組側のリスクを最小限に抑えつつ、そこそこ刺激的で面白いオピニオンを提示するというリターンを得ることができる。 そんな中で、最近、梅沢富美男をバラエティ番…

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梅沢富美男「テレビにガチなんかないじゃん」/テレビ局にとってありがたい「老害枠」…『アウト×デラックス』

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出川哲朗「理屈じゃないのよ、パッションよ」/「カッコ良すぎて笑っちゃう」アメリカパワー…『アメトーーク!』 出川哲朗「理屈じゃないのよ、パッションよ」/「カッコ良すぎて笑っちゃう」アメリカパワー…『アメトーーク!』
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出川哲朗「理屈じゃないのよ、パッションよ」/「カッコ良すぎて笑っちゃう」アメリカパワー…『アメトーーク!』

少し前に、脳科学者の茂木健一郎が「日本のお笑い芸人はオワコン」という趣旨の内容をツイッターに書き込んだことが話題になったことがあった。正確を期すために長めに引用すると以下の通りである。 「トランプやバノンは無茶苦茶だが、SNLを始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる。一方、日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン。」(茂木健一郎の2017年2月25日のツイート) このツイートがきっかけとなって起こった一連の騒動について、個人的にはどうしようもないもどかしさを感じていた。彼の言葉の挑発的な部分ばかりが注目され、本質的なところになかなか議論が深まっていかない、と思ったからだ。松本人志(ダウンタウン)、太田光(爆笑問題)、有吉弘行など、そうそうたる顔ぶれの芸人たちがテレビやラジオでこのツ…

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出川哲朗「理屈じゃないのよ、パッションよ」/「カッコ良すぎて笑っちゃう」アメリカパワー…『アメトーーク!』

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友寄隆英D「完全にゾンビやん」/バラエティに舞い降りた奇人ディレクターの悲劇…『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』 友寄隆英D「完全にゾンビやん」/バラエティに舞い降りた奇人ディレクターの悲劇…『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』
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友寄隆英D「完全にゾンビやん」/バラエティに舞い降りた奇人ディレクターの悲劇…『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』

この春に新たに始まったバラエティ番組の中でも、ひときわ異彩を放っているのが『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日)である。いくつかの海外ロケ部隊が編成されていて、それぞれが別々のプロジェクトで地球一周を目指すという内容。そのロケ班の中でも、友寄隆英ディレクターの存在感が際立っている。世界中の部族に会いに行く「部族アース」という企画で、「U字工事」と一緒に世界をめぐっている人物だ。 彼はディレクターでありながら自らもカメラに映り込み、現地の人とも積極的に触れ合っていく。その取材姿勢を一言で言うと「猪突猛進」。何でもやるし、何でも食べる。目の前に食べられそうな何かがあれば、食べられるかどうかを確認するよりも先に口に入れてしまう。「種は食べてはいけない」「これはまだ熟してないから食べられない」などと現地の人も引き止めようとするのだが、友寄Dは気にも留めず、何でもポイッと口に放り込む。 5月2日(火)放送回では、ペルーの…

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アキラ100%「あんまりヘラヘラ笑わないでもらっていいですか」/ドッキリで改めて浮き彫りになったこと…『金曜ロンドンハーツ』 アキラ100%「あんまりヘラヘラ笑わないでもらっていいですか」/ドッキリで改めて浮き彫りになったこと…『金曜ロンドンハーツ』
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アキラ100%「あんまりヘラヘラ笑わないでもらっていいですか」/ドッキリで改めて浮き彫りになったこと…『金曜ロンドンハーツ』

北朝鮮からミサイルが飛んでくるとかこないとかで国民全体がドキドキしているこの日本で、別の意味で視聴者をドキドキさせているのがアキラ100%だ。お盆で股間を隠すというシンプルすぎる芸で『R-1ぐらんぷり』を制した彼は、その後もテレビに出るたびに視聴者に多大なる緊張と不安とほんのちょっとの期待をもたらしてくれる。 4月28日放送の『金曜ロンドンハーツ』では、アキラ100%、ブルゾンちえみ、サンシャイン池崎という「今一番売れてる3人」の素顔をドッキリで検証するという企画が行われていた。外国人好きを公言するブルゾンには、街頭で外国人にナンパされたらどうなるのか、というドッキリが仕掛けられた。イケメン外国人2人に言い寄られて、実にあっさりとLINEの連絡先交換を受け入れていた。さすがは「探さない、待つの」を信条とするブルゾン。異性への過剰な警戒心を持つこともなく、ナンパも堂々と受けて立つところに「キャリアウーマン」の余裕が感じられた。 サ…

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アキラ100%「あんまりヘラヘラ笑わないでもらっていいですか」/ドッキリで改めて浮き彫りになったこと…『金曜ロンドンハーツ』

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中村正人「ドリカムアレルギーをなんとかしたい」/希望を唄うネガティブ…『マツコの知らない世界SP』 中村正人「ドリカムアレルギーをなんとかしたい」/希望を唄うネガティブ…『マツコの知らない世界SP』
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中村正人「ドリカムアレルギーをなんとかしたい」/希望を唄うネガティブ…『マツコの知らない世界SP』

どうした、ドリカム!?――私が異変に気付いたのは、2016年7月3日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)を見たときだった。この番組にゲストとして出演した「DREAMS COME TRUE」の中村正人は、ドリカムの楽曲についての制作秘話などに加えて、吉田美和に対する個人的な不満や怒りについても赤裸々に語っていたのだ。これまで明るくポジティブなイメージだけを打ち出してきたドリカムが、これほどネガティブなところをさらけ出すのは珍しいと思った。 さらに、決定打となったのが、2017年4月18日(火)放送の『マツコの知らない世界SP』(TBS系)である。ここでも中村がゲストとして登場。持ち込まれたテーマはずばり「ドリカムアレルギーをなんとかしたい」。マツコ・デラックスに代表されるように、世の中にはドリカムのキャラクターや音楽に生理的に違和感を感じている人たちがいる。そういう人に向けてドリカムのことをもっと知ってもらいたい、ド…

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中村正人「ドリカムアレルギーをなんとかしたい」/希望を唄うネガティブ…『マツコの知らない世界SP』

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沢尻エリカ「お前が死ねよ、みたいな」/「エリカ様」はご健在だった…『踊る踊る!さんま御殿!!』 沢尻エリカ「お前が死ねよ、みたいな」/「エリカ様」はご健在だった…『踊る踊る!さんま御殿!!』
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沢尻エリカ「お前が死ねよ、みたいな」/「エリカ様」はご健在だった…『踊る踊る!さんま御殿!!』

今から10年前の2007年、海パン一枚のあられもない姿で小島よしおが「そんなの関係ねえ」の一言で大フィーバーを巻き起こしていた頃、「別に」の一言で日本中から大バッシングを受けた女優がいた――沢尻エリカ、その人である。 当時21歳の彼女は、出演する映画の舞台あいさつでなぜか機嫌が悪く、司会者からの問いかけにも答えようとせず、ふてくされたような態度に終始していた――ひとことで言うと、ただそれだけの事件である。しかし、これをきっかけにマスコミは一丸となって「沢尻叩き」に走った。まだネットメディアが今ほど発達していない時代なのに、彼女の悪評の広まり方の速さは尋常なものではなかった。駆け出しの若い女優が偉そうであるということは、それだけで十分に叩くべき理由となったのだ。 各種マスコミでは、沢尻の知られざる悪行が次々と報じられ、いつもお高くとまっていることを揶揄する「エリカ様」という言葉まで生まれた。しばらくして彼女は芸能活動を一時休止。そ…

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沢尻エリカ「お前が死ねよ、みたいな」/「エリカ様」はご健在だった…『踊る踊る!さんま御殿!!』

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今田耕司「……と言いますと?」/森脇健児の正しい楽しみ方…『オールスター感謝祭2017春』 今田耕司「……と言いますと?」/森脇健児の正しい楽しみ方…『オールスター感謝祭2017春』
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今田耕司「……と言いますと?」/森脇健児の正しい楽しみ方…『オールスター感謝祭2017春』

関西人が「なんでやねん」と言うとき、その人は別に理由を聞きたいわけではない。「なんでやねん=Why?」ではないのだ。「なんでやねん」とは、すでに確立されたツッコミの決まり文句であり、そこに具体的に意味を問うようなニュアンスはいささかも含まれていない。仮に、なんでやねんと問われた相手が「なぜなら、その理由というのはですね……」などと理路整然と答えを返そうとしたならば、そう言われた関西人は一瞬の困惑ののち、まともに答えようとするという態度が1つの「ボケ」であると解釈して、再び「なんでやねん」を発することになるだろう。この不毛な問答には終わりがない。 日本中の視聴者が声を揃えて「なんでやねん」と叫びたくなる代表的な事案と言えば、森脇健児の「赤坂五丁目ミニマラソン」に対する異様な情熱だ。彼は『オールスター感謝祭』(TBS)の企画として行われるマラソンに命を懸けている。毎回、死んでもいいという覚悟で臨み、本番前には遺書を書いているほどだ。…

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今田耕司「……と言いますと?」/森脇健児の正しい楽しみ方…『オールスター感謝祭2017春』

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