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1997年1月2日のテレビ欄(出典:『テレパル』第1号・東版)

中居正広「味いちもんめ」が「ら・ら・ら」と共に20年愛される理由~1997年『新春ドラマスペシャル 味いちもんめ』より/懐かし番組表

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懐かし
1997年1月2日のテレビ欄(出典:『テレパル』第1号・東版)

地上デジタル放送化に伴い、テレビ番組表というものから遠ざかってしまった人もきっと数多いだろう。WEBメディア『テレビPABLO』では、そんな大人のためにかつての番組表を紐解きながらタイムトリップをお届けしたい。ウン年前の今日、夢中になって観ていたテレビは何だったのか? テレビ情報誌『テレパル』(小学館刊)の番組表と共に、当時の世相を振り返ってみよう――今日は1997年1月2日にタイムスリップ。

今夜、正月2日の23時20分から“元祖夜食テロ”のスペシャル版『孤独のグルメお正月スペシャル~井之頭五郎の長い一日~』が放送される。正月休みでいつもよりも早い時間に食事を済ませていたとしたら、そろそろ小腹が空く時間帯。またもや悶々とさせられることだろう。

さて、20年前の正月2日の『テレパル』番組表からはテレビ朝日21時『新春ドラマスペシャル 味いちもんめ』に注目する。昨年末に解散したSMAPの中居正宏が1995年に初主演した連続ドラマのスペシャル版だ。当時のラテ欄は3時間分の長いスペースを「伊橋悟お正月から元気です!! 幻の名料亭 vs 料理の達人 湯けむり温泉旅情編!美人若女将を賭けヤクザと料理対決!?」という副題で埋めていた。

1997年1月2日『新春ドラマスペシャル 味いちもんめ』(テレビ朝日)/大黒摩季の『ら・ら・ら』は20年来の“中居くん”ファンにとって大切な想い出

  • 『テレパル』1997年第1号・東版の表紙
  • 『新春ドラマスペシャル 味いちもんめ』(テレビ朝日)/1997年1月2日のテレビ欄(出典:『テレパル』第1号・東版)

連続ドラマ『味いちもんめ』は、原作・あべ善太、作画・倉田よしみによる、料亭を舞台にした人気コミックのドラマ版で、1995年1月クールで放送。高視聴率を獲得し、翌1996年1月クールに第2シーズンが放送された。

主人公・伊橋悟を務めた中居正広は、このドラマが連ドラデビュー作。各局の連ドラで注目を浴びていた木村拓哉、稲垣吾郎に対し連ドラ出演機会が少なかった香取慎吾とともに「SMAPバラエティー班」と言われていた“中居くん”にとって「ドラマもイケる」という転機となる作品で、3年目となるこの新春スペシャルに続き、翌1998年も3時間の新春スペシャルが放送された。主題歌は大黒摩季の『ら・ら・ら』。

料亭「藤村」の板前見習い、伊橋悟(中居正広)は味覚は天才的だが地道な努力が大嫌い。封建的な料理人の世界の中、自信過剰でお調子者の伊橋は周囲の板前たちと喧嘩が絶えない。花板の熊野信吉(小林稔侍)はそんな伊橋に厳しく接し、伊橋は何度も反発するも、やがて熊野の料理に自分の未熟さを思い知らされて“花板”を目指して修行に励むことを決意する……。

ひと言でいえば、中居ふんする伊橋は料理人としてはあまりにもチャラい。しかし、修行するにつれ表のキャラはさほど変わらないのだが、話が進むにつれ料理に向かう時の目がキリっとしてきて、視聴者は急成長するアイドル・SMAPの“中居くん”と重ね合わせるかのように応援しながら観ていた。主題歌であり、ここぞという時に流れる大黒摩季の『ら・ら・ら』も大ヒット。

20年前の今夜のスペシャルでは、ゲスト出演扱いの中谷美紀が温泉旅館の若女将という設定で登場し、“伊橋との偶然の混浴”というサービスシーンも。出てくる料理は「カキのオイル蒸し」「伊勢海老唐揚げ」「甘鯛の油焼き」「寒ブリの照り焼き」「鯛の姿蒸し」「フグの煮おろし」「野菜寿司」「鴨の陶板焼き」と、こちらのほうも新春スペシャルらしく品数多めの豪華さで食欲を刺激した。

中居=伊橋は20年前のファンの支持も高く、2011年1月には13年ぶりに復活し、3度目のスペシャルが放送された。さらに2013年には4度目となるスペシャルも。SMAPの中で、これだけ長い期間1つのキャラクターを演じ続けられたのは中居正広だけだ。

近年、1990年代のミュージックシーンをにぎわせたアーティストが登場する長尺の歌番組が目立つが、その中で大黒摩季が登場して『ら・ら・ら』を歌うと、反射的に板前姿の“中居くん”と激しい喧嘩のシーンと美味しそうな料理を思い出す人も多いと思う。

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1982年、『テレパル』創刊準備のために編成された、テレビ局専門取材チーム。各テレビ局ごとに担当がいて、毎日テレビ局の広報や宣伝部を拠点に局内を徘徊、情報収集。その情報を元にテレパルの特集や番組表や番組紹介記事を制作していた。「その日に仕入れた情報はその日のうちに処理する」ことが宿命だったため事務所は“不夜城”となっていた。名刺に使われている「IS」の緑のロゴは、メタリックでキラキラしていて、テレビ局員の印象に残っている。

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