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高橋メアリージュン(犀原茜役)/ドラマ『闇金ウシジマくんSeason3』・映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』

『闇金ウシジマくん』高橋メアリージュンが語る――第1回 凶暴で冷酷なドS女、犀原茜を演じる楽しみ

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高橋メアリージュン(犀原茜役)/ドラマ『闇金ウシジマくんSeason3』・映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』

山田孝之を主演に迎え、累計発行部数1,000万部を超える人気コミックを実写化した『闇金ウシジマくん』が、2012年の映画『闇金ウシジマくん Part2』から2年を経て、いよいよ、7月よりテレビドラマ『闇金ウシジマくんSeason3』(MBS)として復活する。さらに今秋、『闇金ウシジマくん Part3』(9月22日/木・祝/公開)、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(10月22日/土/公開)の劇場版が2作連続で公開されることも決定。深夜ドラマとしてスタートしたSeason1から6年、怒涛の3連発で『闇金ウシジマくん』の映像ジャックといえる現象がこの夏から巻き起こる。今回は、金に困り、後がない客たちに超暴利で金を貸し付け、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金・カウカウファイナンスのカリスマ社長・丑嶋馨(山田孝之)をライバル視する、闇金融ライノー・ローンの経営者・犀原茜を演じる高橋メアリージュンさんに、『闇金ウシジマくん』の魅力と撮影裏話を聞いた。(以下敬称略)

綾野剛に言われた「茜ってすっげーおもしろいよね」が励み

――まず、実写映像化の『闇金ウシジマくん』が復活すると知ったときの印象を教えてください。

高橋:犀原茜は原作にはないキャラクターですし、映画のPart2のみの登場だけだったので、“ウシジマくん、またやるよ、犀原茜も出るよ”と聞いたときには、また茜が演じられるんだ、やったー! って、跳ねるような気持ちでした。彼女を演じるのが好きなんです。茜は凶暴で、ドSで、クールで、自分とはまったく違う人格なんですが、人間誰もが少なからず持っている負の感情――、怒りとか憎しみとか嫉妬とか、そういったものを爆発させられる役なんですよね。そこがおもしろくて。日常では絶対に外に出せない感情をぶちまけられるというか…。本当の“高橋メアリージュン”は恥ずかしがり屋で、人見知りで、自分の気持ちを上手に口に出せないんですが(笑)、茜は、よくも悪くも“軸”があって、ブレない。 “今、しゃべっているのは高橋メアリージュンじゃなくて茜だ”って思えるから、思いっきり、振り切って演じられるんです。本当の自分よりも素直に感情を出せているような気がして。そこが魅力です。

――茜を演じるにあたって、軸にしていることはありますか?

高橋:『Part2』の映画のときに、山口監督から、“茜は涙の味がするごはんを食べてたんだよね”と言われて。想像ですが愛情を注がれずに貧しい過去を背負ってきた子、というところはずっと軸においてきました。実は、映画「ザ・ファイナル」では彼女の生い立ちも描かれているんです。台本で、そのシーンを読んだときには泣きそうになりました。自分では絶対に経験したくないような、壮絶な過去で…。監督のアドバイスを受けながら、試行錯誤して茜のキャラクターをつくってきて、もっと茜のことを知りたいとずっと思っていたので、答え合わせかのように本当の茜を知ることができて嬉しかったです。だからこそ、読んでピン!とくるものはありました。

――境遇のせいで、あんなに凶暴で冷酷なことができるようになってしまったんでしょうか。

高橋:うーん、実は理由はそれ“だけでは”ないんじゃないかと。茜は性癖として“ドS”なんだと思うんです。素でドSで、単に人が怖がったり痛がったりするのを見るのが快感なんです。彼女は闇金業を営んで、部下にマキタスポーツさん演じる村井という男を従えているんですが、彼に対しても乱暴でひどく高圧的。ある意味、悪い女王様のような態度です。村井はそれに服従している。でも、この村井も部下という立場だから茜に頭が上がらないというわけではなくて、彼は彼でドMで、わざと茜を怒らせるようなことを言ったりやったりしてるんですよね。言って見れば、茜と村井は持ちつ持たれつの良好な関係(笑)。

――そんなことも、犀原茜を演じる中で見えてきた……

高橋:そうです。実は、Part2の映画舞台挨拶のときに、綾野剛さんからすれ違いざまに「茜ってすっげーおもしろいよね」って言って頂いたんです。綾野剛さんとはストーリーの中でまったく接点がなく、現場で会うことはもちろん、話をしたこともなかったのですが。そのときは、えええ! あんなに凶暴でエキセントリックな女なのに、おもしろいって何だろ!?って混乱してしまったんですが、今ならわかるんです。茜のただの怖い女で済まされない、突き抜けた感じが人間としておもしろみを生みだしているんだなって。イヤですけどね、あんな怖い人が身近にいたら(笑)。今回もそんな茜のドSキャラも意識して役作りをしました。

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簗場久美子

簗場久美子

ライター・ドラマウォッチャー。すべて連ドラとバラエティをあまねくカバーしつつ、女性ファッション誌・週刊誌などでの編集経験を生かして、オトコと女の差分に切り込む。現在は雑誌や書籍の制作プロデュースに加えて、各種WEBメディアでも活躍中。

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