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高橋メアリージュン(犀原茜役)/ドラマ『闇金ウシジマくんSeason3』・映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』

『闇金ウシジマくん』高橋メアリージュンが語る――第2回 社会の闇を描くドラマのヒリヒリした現場のリアル

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高橋メアリージュン(犀原茜役)/ドラマ『闇金ウシジマくんSeason3』・映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』

放送前からセンセーショナルな話題を振りまき、現在絶賛放送中のテレビドラマ『闇金ウシジマくんSeason3』。金に困り、後がない客たちに超暴利で金を貸し付け、返済が滞る債務者を徹底的に追い込んで回収するヤミ金・カウカウファイナンスのカリスマ社長・丑嶋馨(山田孝之)。彼をライバル視する闇金融ライノー・ローンの経営者・犀原茜を演じる高橋メアリージュンさんに、『闇金ウシジマくん』の魅力を伺うインタビュー第2回。前作の映画以来、度胆をぬく迫力の演技が話題だが、その裏側は? 今回は、撮影時の様子を伺う。(以下敬称略)

ウシジマこと、山田孝之さんとはクランクアップまで会話ゼロ

――『闇金ウシジマくん』の撮影現場はどんな雰囲気なんでしょう。よく、ドラマや映画づくりの現場を「ストーリーは深刻だけど、カメラが回っていないところではスタッフ、キャストも和気あいあい」というようなことをおっしゃる役者さんもいらっしゃいますが…

高橋 『ウシジマくん』の撮影現場は、ストーリーそのまま、常にヒリヒリしています(笑)。今回の茜の登場シーンは、基本的に借金の取り立て。債務者本人もその家族も、執拗に残酷に追い込んでいくんです。その人たちと、裏側で仲良くなってしまうと茜の演技に隙ができてしまいそうで…。人をハサミで刺したり、口の中にお弁当を無理やり突っ込んだりって、“高橋メアリージュン”にはなかなかできないですから(笑)。凶暴なシーンが多くて、茜になっている間も、頭の片隅には“相手の役者さんにケガをさせないように”と気遣っている、ちっちゃな“高橋メアリージュン”はもちろんいるんですが、基本的には現場に入ったら、“債務者に脅威を与える女”という立ち位置でいました。

――マキタスポーツさんともそんな関係で?

高橋 マキタさんだけは別です(笑)。Part2の映画で初めてお会いして、村井という、茜が常にドヤす役どころと知って、大先輩だし、コワい方だったらどうしよう…とビクビクしていたんです。でも、撮影がスタートして最初の頃に、マキタさんとふたりのシーンがあって、車の中で待機していることがあったんです。そのときに、マキタさんから「メアリージュンって本名なの?」とか「滋賀県出身なんだよね?」とか話しかけてくださって。しかも、それがマキタさん独特の、やさしい、気軽な感じだったのがすごくうれしくて。打ち解けさせていただきました。撮影の合間などに普通に話せたのはマキタさんだけ。マキタさんの冗談に笑ったり、なんてこともありました。

――主演の山田孝之さんとは?

高橋 それこそ、全然です(笑)。茜は山田さん演じるウシジマくんに強い敵対心をもっていて、憎しみの感情を常に心の底に燃やしているような女です。だから、ウシジマくんを山田さんと思うと、気持ちが負けちゃう気がして。オールアップのあと、山田さんのところに行って「お疲れ様でした、ありがとうございました!」とご挨拶したのが初会話。
2年前の映画のときも、まったく現場ではお話しませんでした。でも、打ち上げで気軽に話しかけていただいて、ほんのちょっと距離が縮まってはいたんですかね。役柄上、暗黙の了解で話さないというこの関係性が嬉しく、ありがたく思っています。
クランクアップのご挨拶のとき、山田さんからも「茜になりやすいように、話しかけないようにしてた」と言っていただいて。山田さんも気を遣ってくださっていたんだなと知って、心から感謝しました。

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簗場久美子

簗場久美子

ライター・ドラマウォッチャー。すべて連ドラとバラエティをあまねくカバーしつつ、女性ファッション誌・週刊誌などでの編集経験を生かして、オトコと女の差分に切り込む。現在は雑誌や書籍の制作プロデュースに加えて、各種WEBメディアでも活躍中。Twitter:@shiratama_azuki

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