インタビュー
『マツコの知らない世界』を手掛ける坂田栄治(TBS・総合演出)

『マツコの知らない世界』総合演出・坂田栄治が語る――第2回:「ゴールデン番組の世界」 テレビ番組は“商品”だ!

『マツコの知らない世界』を手掛ける坂田栄治(TBS・総合演出)

ひな壇を廃した1対1のトークバラエティーとして存在感を放つ『マツコの知らない世界』(TBS系)。総合演出の坂田栄治氏に、マツコ・デラックスの知られざる一面を聞く第2回。

『マツコの知らない世界』総合演出・坂田栄治が語る――第1回:マツコという「考える人」 テレビには映らない“間”

世間が求める“ご意見番”のマツコに「興味はない」

――マツコさんと初めて会ったのはいつですか?

坂田:TBSで、2008年の10月から9回だけで終わっちゃった『悪魔の契約にサイン』というMCを加藤浩次さんが務められたバラエティー番組があって、マツコさんがレギュラーだったんですよ。そのとき僕もまだ30代で、まだ「やりたいことやればいい。テレビはそういうもんだ!」みたいなノリでね、やんちゃなことやったんですよ。鼠先輩を連れて中国の“偽ミッキー”をぶっ叩きに行くとか。ネタが上がったときに会議で盛り上がって、偽ミッキーいるし、鼠先輩いるし、やりに行こうぜ!ってロケしたら、中国の遊園地の人に捕まって、強制的にテープの映像を消されちゃうんですよ。あと、有吉(弘行)さんがハマコー(浜田幸一)さんに「おい、ハマコー!」って文句を言いにいくとか(笑)。なんであんなことやったんだろう……って今は思いますけど、そういうやんちゃなことやってるときに、マツコさんは何かしら面白いと思ってくれたんじゃないかなあ。それとも「バカだなこいつ」って思ったのか(笑)。

――そのころからマツコさんって、変わっていないですか?

坂田:当時から本質は変わっていないですけど、テレビでの露出がそれ程ない時でしたのでマツコさんなりにちょっと緊張はしてたと思います。でも、昔からマツコさんのあの感じは変わってないですね。

――今はツイッターが普及して、芸能人の“ご意見番化”に賛否が出て、結構論争のネタになりがちですよね。マツコさんもある意味、ご意見番の筆頭格みたいな存在感がある。そのあたり、他の人たちとマツコさんの違いってあるんでしょうか。

坂田:それ、分かんないな(笑)。ご意見番的マツコさんは、僕が触れないところというか、関心がないのかな。みんなそういうものをマツコさんに求めているのかもしれないけど、僕はご意見番的なところには興味がない。もちろん突き放すわけじゃないですけど、「マツコさん、あの芸能ネタに関してなんて言うんだろうな」ってことに関しては、あんまり興味ないんですよね。

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インタビュアー

志和浩司

志和浩司

1962年生まれ。80年代にカメラマンとしてデビュー。90年代から各種紙媒体の編集に携わり、2005年から2014年までモバイルサイト「芸能!裏チャンネル」在籍。エンタメを中心に新聞、雑誌、Web、ラジオなどで記者、コラムニスト、コメンテーターとして活動を拡大中。アイドルから演歌歌手、スポーツ選手まで著名人インタビュー多数実績あり。芸能の魅力を伝えるため「撮る・書く・話す」あらゆるスタイルを駆使する。

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