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グレッグ・ピーターズ(Netflix代表取締役社長)/「Netflix」2017年コンテンツラインナップ発表会

「Netflix」2017年オリジナル作品発表!『孤独のグルメ』原作者によるドラマ~ブラピ&アンジーの新作まで

グレッグ・ピーターズ(Netflix代表取締役社長)/「Netflix」2017年コンテンツラインナップ発表会

「インターネットが繋がらない砂漠でもNetflixを楽しんでもらいたい」――12月14日(水)に東京・青山のオフィスで行われた2017年のコンテンツラインナップ発表会で、Netflixの代表取締役社長グレッグ・ピーターズ氏はこう話した。

2015年9月に日本でのサービスを開始してから約1年3カ月。映画にドラマ、アニメーションなど幅広いコンテンツを提供し、『テラスハウス』(フジテレビ)や『深夜食堂』(MBS・TBS系)などの新シリーズをオリジナルで制作するなど、オリジナルコンテンツ制作にも注力しつつ、それと並行して2016年1月に世界190カ国でサービスローンチし、11月にはコンテンツのダウンロード化も実現させ、会員数は8,600万人となり全世界的に動画配信サービスの業界で“最大級”のサービスとなった。

これまでに配信したオリジナルコンテンツは約600時間分と膨大。しかしこの日、ピーターズ氏は「2017年には1,000時間を超えるコンテンツの配信を目指し、コンテンツを拡充、莫大な資金を投下して、コンテンツメーカー(制作会社)としてもトップを! オリジナルコンテンツがNetflix内の50%を占めることになるだろう」と宣言した。

近年、家庭という一つのグループではなく、多様化する個人ニーズが強くなるにつれ台頭してきた“見放題型”の動画配信サービス。Netflixをはじめ、Amazonプライム・ビデオにHuluなどすでに業界内は、日本だけでも列強揃いの群雄割拠の状態だ。ライセンス作品(他社制作の作品)は独占性を競い合っているが、今後、それぞれが強化していくこととなるのが、「オリジナルコンテンツ」の部分。ピーターズ氏の宣言は、それを見据えてのことだ。

日本でのNetflixオリジナルコンテンツとしては、又吉直樹(ピース)の小説をドラマ化した『火花』を例にとってみるとわかりやすい。海外に向けても大々的にプロモーションが打たれたこともあり、この作品の視聴者の50%がフランスやシンガポールといった海外というのも驚きだ。恐らく、又吉のことも、芥川賞作品であることも、主演の林遣都も知らなかったであろう人々が多いはずだが、それでも「満足度は高かった」とピーターズ氏は語り、米「バラエティ」誌からも「映画的で洗練された1作」と高評価を得たという。

ちなみに、『テラスハウス』はシリーズを通してアメリカやフィリピンで好評だといい、『深夜食堂 -TOKYO Stories-』に至っては、欧州やインドに中東などで好評で視聴者の90%以上が日本以外の国からのアクセスだという。会員の多くが海外のユーザーだということを踏まえても、面白い結果だといえるだろう。

そんな中で発表された、2017年の日本オリジナルコンテンツ。現在、制作中の作品は10本、企画中の作品は22本とのことだが、この日、詳細が明かされたのは2本。

『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之とドラマスタッフが再集結して送る、竹中直人主演のグルメドラマ『野武士のグルメ』。定年退職して、時間とお金を自由に使える様になったサラリーマン・香住武(かすみ たけし)が、虚飾を排した素朴で粗野な“野武士”のように、自分が好きなものを、好きな時に、好きなように食することを決意して、様々な店で食を楽しんでいく姿を描いたもの。妻役には鈴木保奈美、主人公の声を代弁する妄想の野武士役で玉山鉄二が出演しており、登場する料理だけでなく俳優陣も“しずる感”のある作品だ。

もう一本は、先日情報が発表された明石家さんまプロデュースによる『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』。芸人の中でも特異な存在のジミー大西とさんまの物語を描いた作品で、この日ビデオメッセージを寄せたさんま曰く「もともとは映画化したいなと思っていた」と長年温めてきた企画とのこと。ちなみに、本作のコンテンツマネージャーによると「80年代当時のなんば花月の再現」をはじめ、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)も登場するなど、相当ディテールにもこだわりをもって制作されるようだ。

さらに、Netflixオリジナルコンテンツの中心を担うハリウッドからはさらに豪華な作品が登場する。シルヴェスター・スタローンのプロデュースによる“Netflix版のSASUKE”といえる『Ultimate Beast Master(アルティメット・ビーストマスター)』やドリュー・バリモア主演のホラーコメディ『Santa Clarita Diet(サンタ・クラリタ・ダイエット)』が2月からスタートするのをはじめ、5月には人気SFの新生版ドラマシリーズ『STAR TREK:DISCOVERY(スター・トレック:ディスカバリー)』、『ハウス・オブ・カード』を大ヒットさせたデヴィット・フィンチャーが手がける刑事ドラマ『Mindhunter(マインドハンター)』、など強力コンテンツが多数。

そして、映画作品ではブラッド・ピット率いる制作会社「Plan B」製作の作品が2本(『Okja(オクジャ)』と『War Machine(ウォー・マシーン)』)に加え、アンジェリーナ・ジョリー監督作『First They Killed My Father(ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー)』と元夫婦がそれぞれに制作した作品が配信されのに加え、ハリウッド版『Death Note(デスノート)』に、ウィル・スミス主演のアクション大作『Bright(ブライト)』など、映画会社さながらの超大作がずらり。

さらに、日本にオフィスを構えた理由として「アニメクリエーターと一緒に組むため」と示唆したり、「みなさんを驚かせる作品を用意しております」とコンテンツマネージャーがさらなるビックネームやビックバジェット作品が控えていることを窺わせるなど、王者の自信を伺わせる内容だった。

  • ジュリアン・ライハン(Netflixコンテンツディレクター)/「Netflix」2017年コンテンツラインナップ発表会
  • 上木則安(Netflixコンテンツマネージャー)/「Netflix」2017年コンテンツラインナップ発表会
  • 坂本和隆(Netflixコンテンツマネージャー)/「Netflix」2017年コンテンツラインナップ発表会
  • (C) Netflix
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